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【油性のミリペン書き比べ】カリグラフィーで油性ペンを使ってもいいんですよ。

ミリペン

カリグラフィーではカリグラフィー専用のペン先を使わなければいけないということはありません。

文字を美しく書くアートなのですから美しく書ければ何を使ってもOKです。

それに作品にいろいろと趣向を凝らそうとすると、自然と使う道具も多岐にわたってきます。

その中でも手軽に買える文房具から油性ペンを取り上げてみました。

油性ペンと言っても、ボールペンやマジックペンのようなものではなく、ペン画や製図に使うミリペン(またはグラフィックペン)と呼ばれるもので、均一の太さの線が書けるという特徴があります。

カリグラフィー的に書くというよりは、ビルトアップレターやレタリング、絵的な部分に使ったりすることの方が多いのですが、水彩絵の具と一緒に使えるのでとても便利です。

ユミ

今回は私の手持ちの中で、市販品で買いやすい種類(4種)で実際どんな感じか紹介したいと思います。

ピグマペン (サクラクレパス)

・ピグマ(Pigma)はサクラクレパス社が世界で初めて開発した水性顔料サインペンで、耐水性・耐光性あり。
・黒の線幅  0.03/ 0.05/ 0.1/ 0.2/ 0.3/ 0.4/ 0.5/ 0.8/ 1/ 2/ 3 mm
・線種によってはセピア、赤あり。

4種の中では一番色が黒々としていてはっきり書けると思います。
ペン先も丈夫でつぶれにくい印象。人気の訳が分かります。
ただ、私の持つ位置が悪いのだと思いますがキャップが締まる位置の段差が中指に当たって痛くなります。それと少し細いので持ちにくいな~とも。

4種の中では最も文具店で売られていることが多いので買いやすいです。

こちらはピグマペンで書いたビルトアップレター。黒がはっきりしています。
着彩には水彩と色鉛筆を使用。

ピグマペンで書いたもの

コピック マルチライナー (.Too)

・コピックのマルチライナーは水性顔料インクで、耐水性・耐アルコール性 ・アシッドフリー。
・ブラックの線幅 0.03/ 0.05/ 0.1/ 0.3/ 0.5/ 0.8/ 1.0 mm
・線種によってはクールグレー、ウォームグレー、セピア、ブラウン、ワイン、コバルト、オリーブ、ピンク、ラベンダーあり。

落ち着いた黒味。
書き心地もなめらかです。
キャップを外した部分が本体とほぼ同じ太さなので、私には持ちやすく感じました。

こちらはマルチライナー0.1で書いたもの。筆圧の調整で多少線の太さを変えられます。
後から水彩で着色しても全く滲みません。

画材店や文具店の漫画コーナーで売られています。

ピグメントライナー (ステッドラー)

・ステッドラーはドイツの文具・製図用品・画材を扱うメーカー。
・ピグメントライナーは水性顔料インクで、耐水性・耐光性あり。
・ブラックの線幅 0.05/ 0.1/ 0.2/ 0.3/ 0.4/ 0.5/ 0.6/ 0.7/ 0.8/ 1.0/ 1.2/ 斧型 0.3 – 2.0 mm
・線種によっては12色あり。

この4種の中では黒が多少グレーがかっているかなと思います。
書き心地は非常になめらかです。
キャップを外した部分の太さはピグマペンと同じくらいで少し細いと感じますが、キャップを締める位置の段差までが長いので持ちやすいです。
表面に滑りにくい加工がしてあるので持ちやすいです。

画材店や製図用品コーナーなどで売られています。

スクールG (立川ピン製作所)

・従来のGペンにインクカートリッジを内蔵したペン。耐水性、遮光性、速乾性あり。
・セピア色あり。

ミリペンとは違い筆圧によって線幅を変えることができますが、Gペンとは書き心地が違います。
Gペンよりは硬く、太い線を出そうとするとかなり筆圧をかけないといけません。
速乾性があるので、時間がたつとペン先がネチャッとしてくるので注意が必要。

色は艶のあるはっきりとした黒です。
つけペンで使用するカリグラフィー用のインクを使ったことのある方は分かると思いますが、それと同じで速乾性とは言っても書いた後しばらくは触るとインクを引きずってしまいます。

このペンで書いたのはこちらの絵ですが、文字を書くというよりはやはりペン画に使う方がペンの良さが出るかな~と思いました。

画材店や文具店の漫画コーナーで売られています。

まとめ

ミリペン書き比べ

紹介した4種は甲乙つけがたいので個人の好みで選んでもらえばいいと思いますが、私は色でいえばピグマペン、持ちやすさ、書きやすさではステッドラーかな~と個人的には思います。何を書くかでも変わってくるのでそれぞれの良いところを生かして使っていくといいですね。

黒に限って書きましたが、メーカーによっては他の色も出ているので色々試してみるのも楽しいと思います。

ユミ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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