カリグラフィーで作品を作れるようになったら、額に入れて飾ってみたいと思いませんか?
ドレスアップすると素敵に見えるのと同じ感じで、額装をすると作品の魅力が引き立ち見栄えが良くなりますよね。
あんな額縁はどうか、こんな額縁は?マットの色はどれがいいかな?と想像を巡らすのはとても楽しいですが、実際にいろいろなパターンを試せないのが悩むところです。しかしこれを解決してくれるとても便利なアプリやシミュレーションがあるのでここに紹介したいと思います。
Contents
額縁シミュレーションアプリ
まずはアプリから。スマホで写真を撮ればすぐにおしゃれな額装イメージが出来上がり、SNSにもアップしやすいです。オンラインショップのイメージ画像にも使えますね。
以下の二つは、iOS対応 無料 APP内課金ありとなっています。
Frame X
額縁とインナーフレームの種類が多い。
背景が変えられる。
おしゃれな部屋に飾ってあるように合成できる。
VOUN
額縁と背景がいろいろ変えられる。
モダンな雰囲気のものが多い。
自分のサインが入れられる。
保存の形が正方形でインスタにもすぐ投稿できる。
英語表記だが直感的に操作できる。
額縁専門店の額縁シミュレーター
こちらは額縁専門店のシミュレーターなので、アプリとは違い実際に作ってもらえるものとなり、細かいサイズ設定ができたり、額装するといくらになるのかが分かります。
マルニ額縁画材店のデッサン額縁シミュレーター
- マットの窓の形が選べる。
- 背景の取り込みができる。
- データの保存が最大30件までできる。
- 画像のダウンロードができる。
- シミュレーション上で単価の確認ができる。
高山ガクブチのオーダー額縁シミュレーター
- マットなし、Wマット、面金も指定できる。(画像はWマット指定・内側色付き)
- 背景色を変えられる。
- ガラス、アクリル、UVカットアクリルの選択ができる。
- 画像のダウンロードができる。
- 金額を知るには無料の見積依頼が必要。
一般的な額装について
額縁シミュレーターはとても便利なのですが、意外とどういう額を選んだらよいのか、サイズはいくつがいいか?マットは?色は?など迷うことは多いと思います。
私も額装の知識やセンスにはまだ自信がないので、実際に注文するにはネットはハードルが高いです。
なのでいつも額縁専門店へ作品を持っていき選んでもらっています。お店の方はプロなので自分では思ってもいなかった提案をしてくださったり、額縁の知識をいろいろ聞けたりするのでいつも勉強になります。
額装を頼んだことのない方にとってはどうやって額装の注文をすればよいか分からないことが多いと思うので、簡単に疑問にお答えしたいと思います。参考にしてみてください。
そもそも額縁ってどこで売ってるの?
- 額縁・額装専門店
- 画材店
- 東急ハンズ・ロフトなどの量販店
額縁にも種類があるの?
作品が紙か、キャンバスかなど厚みによって額縁も変わります。
紙に書いたカリグラフィー作品であればデッサン額と呼ばれるものが適しています。
マットって何?
マットとは作品と額縁との余白の部分で作品がガラス面に直接当たらないようにする役割も持っています。マットの色や幅、テクスチャー(紙、布、スエードなど)などで額装の雰囲気がガラッと変わります。
また、マットを2枚重ねて奥行を出したり、二色使いでアクセントを入れたりもできます。
作品の見える部分は窓と言います。
面金って何?
マットの窓の枠部分に付く金色や銀色の縁取りです。
既製品?オーダー?
額縁にもサイズによる既製品がありますがサイズや色、デザインなどが限られてしまいます。
作品とサイズも雰囲気もぴったり合う額装をしたい場合はオーダーとなります。
額縁店の壁に掛けられているⅤ字型の見本やカタログから選びます。モールディング材と呼ばれる長い棹材から切り出して制作するためお値段は既製品より高くなります。
注文から完成まで
- 作品を持ってお店に行きます。どの範囲が作品として見せる部分なのかあらかじめ決めておくと良いです。
- 仕上がりのイメージや、飾る部屋の雰囲気、予算などを伝え、お店の人に選んでもらう。
- マットを選ぶ。
- ガラスかアクリルかを選ぶ。UVカットアクリルにする場合は差額が必要。(ウォーターカラーを使った場合は退色しやすいのでUVカットアクリルがおすすめ)
- 金額を出してもらい、良ければ注文。
- 既製品で在庫があり、すぐにセットできるようであれば30分ほどで完成。
- 在庫がなかったり、オーダーの場合、1~2週間くらいで出来上がり。
まとめ
額縁シミュレーターを使うと自分の作品の額装イメージがしやすいですね。
ただ気を付けたいのは素人が選んだものなので、プロの額装屋さんから見ると中の作品と額のデザインが合っていなかったり、マットの幅がちょっとおかしかったりということがあり得ます。
イメージを確認したり、SNSに上げたりするだけなら良いのですが、実際に額装する場合は額装専門店に作品を持ち込んで、実際の額縁やマットの質感などを確認しながらサイズなどもアドバイスしてもらった方がいいでしょう。
私も額のイメージはこんな感じで、マットはこれくらいの幅で…とある程度決めて額装店に行っても、プロの案の方が良かったということがあります。
額装に慣れてきたらネットで注文できるのはとても便利ですね。
額装の世界も奥深いです。せっかくの作品ですから、額装で失敗しないようにしたいです。そのためにも額縁シミュレーターを賢く使って額装センスを磨いていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
モダンに変身
ありがとうございます。