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【簡単な水張りのやり方】カリグラフィーでバックグラウンドを作りたいときに。

ユミ

カリグラフィーは文字だけではなくバックグラウンドもあると作品として面白いと思います。

いざ水彩絵の具などでバックグラウンドを作ろうとしても、水張りしていない紙は描いている途中から波打ってしまい、乾くとベコベコになってしまいます。

子供のころ図工の時間に経験したことありますよね。

ベコベコになると文字も入れ辛いですし、額装してもみっともない感じになります。
これを防止するためには紙を水張り(みずばり)するしかありません。

ちょっと難しそうと思われるかもしれませんが、意外と簡単です。

今回は平張りという初心者にもやりやすい方法を説明します。

是非習得して作品作りに生かしてください。

用意するものと下準備

水張りの準備

・木製パネル

画像はラワン材ですがシナ材のパネルがおすすめです。
今回はB2サイズを使っています。
パネルの材料にはラワン材シナ材があるのですが、ラワン材はアクが出やすく紙にアクが移って茶色くなったりします。買ってからよく水洗いして拭き取る手間がありますし、完全にはなかなか取れないのでシナベニヤをおすすめします。
シナベニヤの板でも代用できます。

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・刷毛

なるべく幅が広く羊毛を使用した柔らかいもの。
水張り専用にして、絵の具には使わないようにしてください。

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・水張りテープ

テープ4本は紙の各辺より6㎝くらい長めに切っておきます。
切手のように裏にノリのついたテープで、画材店なら必ず置いています。
湿気を吸ったりしても巻きのまま固まってしまうので必ず密閉して保管してください。
チャック付き袋に入って売られているのでそのままで大丈夫です。

水張りテープ

・紙

あまり薄い紙は破れてしまうので向きません。100g/㎡以上の厚みのものが良いです。
今回はアルシュテキストウーブ119gを使いました。B4サイズより一回り大きくカットしています。この紙にはアルシュという名前の透かしが入っているので表裏が分かりやすいのですが、透かしがない紙を使ったりする場合は紙の端の方に裏表が分かるように書いておきましょう。

紙の透かし 表
紙の透かし 裏

・水

刷毛を浸せる大きさの入れ物がいいです。

・濡れ布巾

清潔なもの

・作業台

きれいに拭き上げておきます。

水張りの手順

1)紙の裏面に刷毛で水を塗る

紙の裏面を上にして置き、刷毛で水を塗っていきます。

この時ゴシゴシ塗らずにそーっと水を置くように塗ります。また均一に水がいきわたるよう、端からはみ出るように塗ります。結構ビショビショな感じで大丈夫です。

2)表面にも水を塗る

紙の表面に水を塗る

破れないように気を付けながらひっくり返して表面にも水を塗ります。3~5分置いて水を吸わせます。(水を吸うと紙の大きさは少し大きくなっています)

3)パネルにも水を塗る

パネルに水を塗る

乾いたパネルに紙を置くと水分を急にパネルの方に取られてしまうため、パネルにも水を塗っておきます。

4)紙をパネルに置く

空気を逃がす

パネルと紙との間に空気が入らないように紙の端からゆっくりとパネルに降ろしていきます。もし空気が入ったり浮いた感じがあれば、刷毛で中心から放射線状に紙をなでて空気を出します。

5)水張りテープで固定する

水張りテープを湿らす
テープを押さえる

水張りテープは濡れ布巾の上を滑らすようにして湿らせます。
写真の場合、右手で押さえて左手で引っ張っていく感じです。
そしてすぐに紙を固定します。
水張りテープが最低1㎝は紙にかかるように貼ります。

しっかり押さえて貼り付けます。

貼る順番は長辺を2辺貼ったあと、短辺です。

水張り完成

はい、出来上がり。簡単ですね!

6)平らなところで乾かす

二枚張って乾かしているところ

今回は1枚のパネルに2枚水張りしました。

水平に置いて、数時間から一晩乾かします。
立てかけたりすると、水が片寄るのできれいに仕上がりません。

張った後、紙がベコベコしてくることがありますが、決して触らず放置してください。
完全に乾いた時には美しく平らになっているはずです。

乾いた後のピンと張った紙はほんとに気持ちいいですよ!描き心地も最高です!

まとめ

いかかでしたか?

絵描きのプロがやっている作業と思って敷居が高く感じていた方もいるかもしれませんが意外と簡単ですよね。

これで紙がベコベコになるストレスがなくなって作品もきれいに仕上がります。

注意点としては、乾いたらパネルに張ったままバックグラウンドを作ってくださいね。
バックグラウンドが出来上がって後は字を書くだけ、という段階になったら剥がしても大丈夫です。

ユミ

水張りテクニックを身につけて自由な作品作りを楽しみましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

おまけ

作品ができた後の剥がし方ですが、紙の周囲の水張りテープの部分にカッターナイフで切れ込みを入れ、そこにナイフを寝かせるようにして刃先を差し込み切り取っていきます。

残った水張りテープは水を含ませておくとふやけてドロドロになってくるので、スクレイパーか定規などなんでもいいのでこそげ取ります。パネルの木目に入り込んだ糊は、たわしでこするときれいに取れます。

大きいパネルはお風呂場や屋外で洗ってそのまま乾かした方が楽です。

もちろんパネルは何度でも使えます。

作品の方に付いている水張りテープは切り取ってくださいね。

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